
シャワー椅子を置いても介護者のスペースが充分です。排水溝は二ヶ所あります。メインが洗い場中央、サブが扉の手前です。よく間違えて工事するのは、扉側に排水溝を作ってくれというと、水勾配まで扉に寄せてしまう工務店がありますが、それは間違いです。水勾配はあくまでも中央であり、扉側の排水溝は予備的なものなので、水勾配をつけてはいけません。

ベッドからリフターを使ってシャワー椅子に座ります。シャワー椅子を洗い場に置く場合は、洗い場が平らではないので、シャワー椅子が平らになるように、車輪の下にゴム板をはかせたりします。

浴槽にもリフターで入ります。
足首は浴槽から出し、頭も浴槽のふちを枕代わりにします。リフターは、半吊のままの状態です。お尻はお湯に浮いている感じなので、頭を左右に振るとお尻も左右に動くのがよくわかります。
浴槽の温度は、41度から43度の間です。入浴したら、風呂がまの口火を切ってしまいます。火をつけたままだと体に熱が残りすぎて、ベッドに戻ってから冷やすのが大変です。

浴室用換気扇です。
商品名「三乾王」 換気、乾燥、暖房の三機能があります。夏暑いときは涼風を使うと涼しいです。冬寒いときは、温風だけだと乾燥しているためか、あまり暖かくありません。浴槽にお湯をためながら温風をだすと、暖かいですが、のどが乾燥するので注意しましょう。

浴室のレールは水滴が溜まりやすいので、 リフターは充電タイプが好ましいです。
バッテリーの寿命は通常2年から3年です。
充電ボックスとの接合点が汚れていると、十分な充電がされなくなり、バッテリーの寿命が落ちるので、乾燥している布やティッシュなど2ヶ月に一度ぐらいは汚れをふき取りましょう。
間違っても、ぬれている雑巾などで触れてはいけません。感電します。洗剤や、マジックリンも厳禁です。